ここでは必ず議論となるオンラインカジノって違法なの?について書きます。この記事を読むことで2016年以降の、オンカジにまつわる事件とその後現在までの流れが分かるようになります。
最初に結論を言いますと、2021年3月現在、個人が楽しむオンラインカジノは違法でもなく、合法でもない(グレーゾーン)になっているというのが現状です。
過去のオンカジでの事件について(2016年)
2016年にオンカジプレイヤー3人が賭博罪(単純賭博罪)で逮捕されたことがありました。
これがオンカジに関してプレイヤーが初めて検挙された事件で、これ以降2022年まで事件になっていません。
(概略)
操査をしていた京都府警は、イギリスに拠点を置く某オンラインカジノでは、日本語での利用が可能で、ライブ配信のディーラーが日本人であるなど、事実上日本国内の日本人向けにカジノが提供されていると判断し、ブログでIDやプレイ履歴の公開をしていた3人を逮捕しました。
その3人が略式起訴された際、2名は罪を認めてそのまま罰金を支払いました。そして残りの1名が不当な逮捕として、法廷で争う構えを示しました。
その争う根拠として、「賭博法(単純賭博罪)は胴元の検挙が主目的の法律なのに、海外で合法的なライセンスがある胴元を処罰せずに客だけ処罰するのは不当な逮捕である」と主張しました。最終的に2017年にその主張が認められ、お咎めなしの不起訴処分となったというのが概略になります。
つまり「違法」か「合法」か?について裁判で争う前に問題そのものが取り下げられてしまったため、裁判での結論がでていません。
2017年に不起訴の決定を受けてからか、その後オンカジが海外から次々参入してくるようになりました。オンカジを個人が楽しむことについては「違法という根拠の法律も、合法であるという法律」も適用できないグレーゾーンとなっています。
法律的な解釈でも難しい内容なので、弁護士先生による解説等のリンクを貼ります。
津田弁護士が当時担当された弁護士で、ブログのなかで当時の詳細が書かれてあります。
麻雀プロ弁護士津田岳弘のブログ 外部リンク
解説動画 弁護士が解説 オンラインカジノの法律
こちらは弁護士先生によるオンラインカジノと法律の解釈についての動画です。
ベラジョンカジノによる見解
実際に、オンカジが違法か合法かということは、カジノ側でも問い合わせが多いようです。そこで、オンカジ側の見解について、最大手であるベラジョンのHPページより引用します。以下引用です。
オンラインカジノが違法か合法かという疑問は非常に多いですが、結論としてはベラジョンカジノは違法ではありません。
最近、非常にたくさんのオンラインカジノサイトが存在するので、その中には違法に運営されているサイトもあるかもしれませんが、ベラジョンカジノ(vera&john casino)はカジノ合法国であるキュラソー州知事より発行されているライセンスを元に運営をしています。
なので、プレイヤーたちが日本国外のカジノ合法国のサイトにアクセスしプレイしようが現時点では法的に裁かれるということはありません。
また、ベラジョンカジノは日本での人気No.1であり最大手のオンラインカジノです。最大手のオンラインカジノが法的なルールを無視し運営しているということはないといえるでしょう。
上記の根拠により、オンラインカジノに興味があるけど、少し不安であった方の不安も晴れたと思います。
それではベラジョン(vera&john)で初めてのオンラインカジノを体験しましょう!
ベラジョンカジノHP ”https://classic.verajohn.com/j”,および”https://verajohnreview.net/”より引用
オンカジのプレイヤー人口は?
2017年以降、利用者が増加しました。特に2020年はコロナによる外出規制などで爆発的に普及しています。
日本においてはオンラインカジノ(オンカジ)のプレイヤー人口が280万人を超えています。一説には300万人を超えているとまで言われています。毎月のように新しいカジノが日本へ進出してくる他に、ベラジョン、ミスティーノ、カジ旅でもマス広告を展開するまでになっています。
(画像)業界3位の「カジ旅」でも登録者数は現在60万人を超えています。業界1位のベラジョンカジノならもっと登録者数がいますので、プレイヤー人口が300万人を超えているというのも間違ってはいないようです。
オンカジとマスメディア
2020年12月からはニッポン放送の「オールナイトニッポン」(月~土25時~27時)でベラジョンカジノ(無料版)のCMが流れています。UHFやBS放送やCS放送などでもCMが流れていますので、もしかしたらみなさん見たことがあるのではないでしょうか?
ミスティーノ(FREE)では
スポーツ紙に広告を掲載しています。
*2020年6月
ミスティーノFreeとしてTVCMも放映中です。
マスメディアに広告を掲載するにあたっては「広告掲載基準」をクリアする必要があります。紙面広告やCMが流れているということは、その基準をクリアしたということです。
一般社団法人日本新聞協会(外部リンク)
オンカジとインカジの違いに注意しよう
「ベラジョンの見解」で紹介した見解文のなかに、
”違法に運営されているサイトもあるかもしれませんが”
という一文がありました。実際に違法に運営されているサイトはありますので、見分け方を紹介しておきます。
皆さんは必ずオンカジをやりましょう。インカジは完全に違法ですので解説します。
オンカジの場合(合法)
オンラインカジノは必ず外国法人が、所属する国から取得したライセンスを掲げて営業しています。ライセンスの審査基準も厳しく、カジノの資金力やゲームの不正チェック、支払いについての項目などが審査されます。ライセンスのある「オンカジ」は安心して遊べます。
(左はキュラソーライセンス)
インカジの場合(違法)
「インカジ」は(インターネットカジノの略)で、ライセンスを掲げていないオンカジのことを広く指します。 (左上はキュラソーライセンス切れ。この状態が常時だとインカジの疑いが濃い)
「インカジ」は「闇カジノ」とか「裏カジノ」とか呼ばれているものの一種です。
下記のようなものは違法です。
- 建物の一室などを改装し、会員制で行われるカジノ賭博(よくニュースになります)
- 本体は外国法人でも、配信は国内からしているオンカジ
- ライセンスを取り上げられたオンカジがそのまま違法状態で営業しているオンカジ
- カジノと全く関係ない運営者が、日本国内の店舗でオンカジを使って客に遊ばせるなど
これらのカジノは、「資金力」「ゲームの不正」「不払い」「個人情報保護」など問題があるうえに、国外・国内の法律ともに違法の可能性が高いです。犯罪に巻き込まれる危険もありますので、プレイヤーは関わってはいけません。
また、営業許可審査の甘い国のライセンスもありますので、どこの国のライセンスを取得しているのかについては注意が必要です。
補足1:上のライセンスマークは2021年11月に左の意匠に変更されています。
補足2:カジノのライセンスもオンラインで表示されるため、画面を長時間放置すると、ライセンス切れの表示になることがあります。
税金やマネロンについてしっかり理解する
オンカジがグレーゾーンであったとしても、勝利金は正しく把握して、年間で大きな所得を得たときには確定申告が必要です。オンカジの場合は原則、競馬やパチンコなどと同じで、「一時所得」の扱いになりますので、まずは「年間控除額50万円」について正しい理解と認識をしましょう。
年間控除額を上回った分の所得は確定申告が必要です。くれぐれも「無申告」や「脱税」といったことをしてはいけません。
初心者のためのオンカジ講座では特にベガウォレットの利用を中心に入出金と税金関係について解説をしています。
オンカジからの入出金について ベガウォレット(Vega wallet) (解説記事)
マネロン犯罪や金融犯罪には巻き込まれないようにしよう
最近悪質な勧誘サイトが増えています。
- お金配り
- アカウントや(口座)買い取り
- お金の貸し借り
- 損失補填をうたった代打ち
こういったものに参加していると、初心者の方は知らぬ間に、マネロン犯罪や金融犯罪や詐欺に巻き込まれる危険性があります。
マネロンについては「犯罪収益移転防止法」として法律が定められていおり、厳しく罰せられます。
銀行などの金融機関HPには、利用上の注意書きが掲載されていますので、よく確認しましょう。
おかしなサイトを利用していると、マネロンを疑われるトラブルにあいますので、そういったものを避けるためにも下記を参考にしてもらえればと思います。
オンカジは「副収入にはなるけど、副業にはできない」理由を解説(参考講座)
オンカジ紹介サイトを使って失敗しないためのサイトの見分け方5点 (参考講座)
まとめ
- オンカジは法律が追い付いてないため現在もグレーゾーン(違法とも合法ともいえない)状態である。
- 違法や犯罪を誘発するおそれがあると判断されているならオンカジはマス広告を出せない。
- 新しくオンカジ関係の法律ができたときにはそれに従いましょう。それでも気になる人はやらないことをおすすめします。